はじめまして、院長の木村でございます

2009年9月、私は在宅医療専門のクリニックを開院させていただきました。
日夜ご自宅や介護施設を訪問し、皆様とこんな会話をしています。
「今までとても心配だった」
ーどうしてですか?
「具合が悪くなった時、すぐ病院に行くべきなのか、しばらく様子をみたほうがいいのかがわからないから。
でもそんなこと、病院には訊けないし。。。」
ーいつでも、なんでも訊いてくださいね。
「説明してもらえれば納得できる。だから今は安心です」
 
救急医をしていた頃、ER(救命救急室)に大勢の高齢者が来られました。
介護の方がお連れになったものの、長時間お待ちになり、あっさり帰される方がいかに多かったことか。
大変な思いをして病院へ行く前に気軽に相談電話が1本できたなら・・。
 
一方で、こんなになる前に早めに治療を開始していたら。施設でもお家でも伺えことができたなら・・。
こうした思いを繰り返し抱いていました。
日常トリアージ(選別)に慣れた救急医が役に立つのではなかろうか?
今、往診車で移動中に、「どこそこの△△です。」「□×の介護士の△○です。」
昨日から元気がなくて、食事が取れないんです・・・。
いくつかお聞きして、いつもと違う、おかしいと直感しますと、
「念のため、今から伺います。」「この点をしばらく観て下さい。」とご返事します。いつも生活を見ている方々の印象は間違いがないものです。
これは待てない、すぐ救急車、と判断した場合は、連携病院に電話をし、すぐに紹介状をしたためます。
「日頃はこんな状態ですが、今はこんなに違います」と言えるのは、日常の生活を見聞きしておればこそ、
そこに訪問診療医の利点があると思います。
多くの病院が快く受け入れて下さいます。
救急医の経験に感謝し、ホームドクターの責任を感じる瞬間です。
 
こんなやり取りを重ねるにつれ患者ご本人はもとより、ご家族や介護職員さんと絆が生まれます。
そして、「介護に関するお悩みにもお応えしたい」という思いから、訪問診療には介護のベテラン
(ケアマネージャー、元介護施設長、元介護事業経営者)」を同行しています。
介護力があってこその在宅医療です。
 
2013年春に、サービス付高齢者向け住宅を開設しました。
2016年5月より、スマホ、タブレットから気軽に相談を送っていただき御返事する、「ドクターノア」の使用を開始しました。
ご家族、介護スタッフが安心して介護をされて、利用者さんが馴れ親しんだお部屋でいつまでもお暮しになれるように。
その実現のために、医療法人ユリシス会は頑張り続けます。(2017年2月1日 記)

 

ポルト・ローサのシンプル余生

 

長年お仕事ご苦労さまでした。これから思う存分やりたかったことを楽しむ時がやってきました。
しかし、リタイアすることによって脚や脳だけでなく腸の活動も急速に衰えてきます。仕事は意外とこういった体調を維持するために役立っていたということです。
普段から仕事以外でも体を動かす習慣のあった方は大丈夫かもしれませんが、そうでない方はリタイアして動かなくなると、ちょっとした体調の変化にも気づきにくくなる傾向も見られます。
そしていざ病院にかかるのも億劫になるものです。
ポルト・ローサでは『医師の考えるシンプル余生』として、不安のない一人暮らし住居をご提供しています。

 

院長略歴

専門救急科
(内科、外科、整形外科、脳外科等の救急一般)
資格医学博士(大阪大学)
救急科専門医
日本救急医学会指導医
外科認定医
経歴1986年 大阪医科大学卒業

大阪大学医学部特殊救急部入局

松戸市立病院救命救急センター医長

大阪厚生年金病院救急部部長

星が丘厚生年金病院救急科部長

きむら訪問クリニック 院長
医療法人ユリシス会 理事長